12.入院生活1

長期入院が確実となったため、入院中の生活レベルを上げる方法を考える必要があると思い、色々入院グッズを揃えることにしました。

最初に入院した病院では、具合が悪くそんなことを考える余裕もなく、突然の入院であったため、何の準備もないままに入院となってしまっていました。心の準備がなかったことが一番大きいような気もしますが。


一番ほしいと思ったのはネットの環境です。スマホを持っていれば、それだけでもかなりできると思いますが、当時はガラケーしか持っていませんでした。考えた結果、タブレットを購入することにしました。タブレットならば購入金額もたいしたことありません。この病院では、入院病室が大部屋の場合、原則パソコンの使用は禁止、携帯による通話は禁止なので、会社との連絡もかなりやりづらい状況となっていいました。


タブレットはPET-CTを受けるために一時退院をする時を利用して購入することにしました。それだけではネットに接続できないのでレンタルのモバイルルータとデータ専用のいわゆる格安SIMを用意することにしました。モバイルルータは自宅の回線のオプションとして申し込み、データ通信SIMは奥様名義で申し込んでもらいました。


その結果は思った以上に効果がありました。それまでは、社会から隔離された感じだったのが、少しだけ継りを感じることができようになりました。また、テレビやラジオや新聞を買わないと手に入らなかった情報がネットを通じて手にいれることができます。

そして、会社との連絡をメール中心にしました。携帯メールから比べれば、ずっと使いやすいです。通話禁止の病室からは不在の時の対応が不便なので、かなりの環境改善となりました。

また、名作と言われる著作権の切れた本は無料で読めることが分かりました。本は、借りることもできますが、そんなに沢山あるわけではないのです。amazonでは無料で読める漫画もあります。眠れない夜に読むには、紙の本よりタブレットの方が向いています。

それに、スマホよりタブレットが良いのには、画面が大きいので文字も大きくて読みやすく、老眼にはスマホの画面は辛いところです。




気分はいつもハットトリック ~皮膚筋炎闘病記~

50を過ぎてこんな人生が待っていようとは、 普通のサラリーマン生活を送り、定年も見えてきた50代半ば、指定難病である「皮膚筋炎」になってしまいました。まさか自分がいわゆる「難病」になるとは夢にも思っていませんでした。 この先どの様にこの難病と付き合っていくか、貴重だった時間が余ってしまっている今、闘病記録の整理と、同類の病の人に何かの参考になればと思い闘病記を書いてみることにしました。

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