7.転院 あっさり病名が判明

2013年8月26日、前の病院からもらった紹介状を持って地域の基幹病院の皮膚科へ。


これからどんなことが起こるのうと身構えて診察室に入ったら、なんとなく思っていた雰囲気と違います。担当の医師は、若い女医さんでしたが皮膚科の科長さんであるベテランの医師が呼ばれていて、その人から「手足に力が入らないとかの症状もあるんだろ」と。

まったく、その通りです。紹介状に書かれていた内容からすぐに病名が分かったらしいのです。そして「神経内科で見るべき病気だからすぐに連絡して」と。

前の病院では、まったく何の病気なのかわからなかったのに見る人が見れば、こんなにあっさり分かるものなのかと思いました。

皮膚科では今後、皮膚科で担当することになる皮膚症状や写真撮影などを行い、神経内科で緊急に見ていただけることになりました。


神経内科では、これから主治医となるややベテランの女医さんが待っていてくれました。

そして、体の症状をひと目見ただけで、間違いないと言った感じで、

「病名は”皮膚筋炎”と言い、最低3ヶ月の入院が必要になります」と。

「え」、そんな大事なことを実にあっさりと、テレビのドラマなんかだと、別室に家族と共に呼ばれ、「実は」的な言い方をされるものではないの。と

あまりにあっさり告げられ、悲観的な気持ちとも、楽観的な気持ちとも違い、頭がついて行けません。


皮膚筋炎とは、:慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト より

筋炎とは、手足などからだの筋肉に原因不明の炎症が生じ、これに伴い力が入らなくなったり、筋肉痛を起こしたりするのを基本的な症状とする病気です。特徴的な皮膚症状を伴う場合は皮膚筋炎、伴わない場合は多発性筋炎と診断されます。他の膠原病と同様に女性に多く発症し、家族内発症(特定の家族内で多発すること)はまれと言われています。病状が進行すると日常生活に際して寝返りや起きあがり動作、歩行、階段昇降などが困難になってきます。この病気は、以前は筋肉だけの病気と考えられていましたが、肺、心臓、関節などの他の臓器も障害されることがあります。病気の原因はわかっていませんが、自分の身体に対する抗体が自分自身を攻撃してしまう自己免疫疾患のひとつと考えられています。   ~ここまで


厚生労働省の「指定難病」に指定されています。


緊急入院となって、この日は入院に必要な基本的な検査が行われました。

レントゲン撮影、心電図など。






気分はいつもハットトリック ~皮膚筋炎闘病記~

50を過ぎてこんな人生が待っていようとは、 普通のサラリーマン生活を送り、定年も見えてきた50代半ば、指定難病である「皮膚筋炎」になってしまいました。まさか自分がいわゆる「難病」になるとは夢にも思っていませんでした。 この先どの様にこの難病と付き合っていくか、貴重だった時間が余ってしまっている今、闘病記録の整理と、同類の病の人に何かの参考になればと思い闘病記を書いてみることにしました。

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